女性ですが、家事と育児が苦手です。

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家事育児の大変さを問う記事は多数ありますが、私が個人的にいちばん大変だなと思うことを書かせてください。

 

毎日の料理、掃除、洗濯、子供の予想外の行動に四苦八苦。「パパも1週間くらいやってみてよ!」「週末くらい自主的にやってよ!」と言うご意見を見かけるのですが、私が思う子育て主婦の大変さって、一時的な作業の問題じゃなくて、『記憶しておくことが多い』だと思うのです。

 

★病院まわり

・予防接種(3種混合、BCG、ポリオ、MR、日本脳炎、ロタ、ヒブ、肺炎球菌など、いつ受けるか細かくカリキュラムが決まっているものも多く、生まれて2年くらいは毎月ペースで受診が必要)
・定期的な健診(1か月、8か月、10か月、1歳、1歳半、3歳など、保健センターや病院で健康診断や発達の確認を行う。自治体によって期間はいろいろ)
・うちみたいにアトピーや食物アレルギーがあれば自発的に定期検診
・行政や園で行われる視力検査、歯科検診でひっかかった場合の再検査

 

★保育園や幼稚園

・入園のための手続き(それまでの情報戦やポイント獲得)
・準備するもの(手作り必須多し)
・全てに名前を書いたり縫い付け
・毎日のようにやってくるお知らせ、提出物。イベントへの対応

(すみません、小学校や中学校は未知の世界でわかりません)

 

★季節ごと

・衣替え(衣類、靴、下着、靴下)
・衣替えに伴う衣類の調整(新しいものを買えば名前を記入)
・布団の出し入れ、クリーニング

 

★大掃除より少しこまめにやる家事

・キッチンやお風呂場の排水溝や換気扇の清掃
・洗濯機や掃除機の本体の清掃
・各種フィルターの管理、清掃

(もっとあると思うけど苦手な作業ゆえ思い出せない……)

 

毎日のことプラス、これらのことをまんべんなく滞りなく遂行することが、ほんっとに苦手です!!!!!会社に行ってガガっと仕事してビール飲んで帰れたら、その方が断然幸せだと思います。

 

私は、出産前まではサラリーマンでした。恐らく激務に分類されると思います。夜中の召集や、数日の徹夜なども当たり前、男も女も無かったし、好きな仕事とはいえ過酷でした。その代わり、成果を出せば評価されてランクが上がったりお給料も増えました。みんなでモノを作る達成感もありました。これが生きがいでした。

 

だから、「家事や育児が大変だ」と言うと「じゃあ代わりに男並みに働いてみろよ」と言われたりしますが、これは、私に取っては、ちょっと違うニュアンスで捉えてしまいます。私は、男性並みの仕事量はこなせる自信があります。でも、男性のように幼いころから『家族を養っていく』ことを前提に、プレッシャーやストレスにも対応し、男として父親として一生を送る覚悟はできていません。女性でもそのような想いで働いている方はたくさんいると思いますが、やはり、育てられ方には男女の違いがあったと思うのです。

 

戦後の約70年。男性も女性も、やりたい仕事や夢よりも、国を立て直すことや繁栄させるために、男性性や女性性のリミッターをこじ開けて、この国を作ってきたのだと思います。男性でも力仕事が苦手な人、女性でも家事や育児が苦手な人、いっぱいいたと思います。でもたくさんの犠牲を払って、今の便利な暮らしがあるのだと思うのです。

 

先日、旅行に行きました。交通、経済、エネルギー等の整備が整っているからこそ娯楽を楽しめます。息子が旅先で熱を出しました。そこでもきちんと病院があり、診察を受けることができました。この、当り前の暮らしを作るために、男性も女性も死ぬほど戦ってきたのだと思います。それはきちんとリスペクトしつつ、次の時代に向けてどうするかの議論だと思うのです。

 

私は家事も育児も苦手です。好きな仕事を、人よりも効率よく、人よりもたくさん、がっつり働いてお金を稼いで、空いた時間に思いつくままに子供と遊ぶ方が向いています。今までは、そうやって、苦手なことを回避して、得意なことを優先することで生きてきました。それが、突然、苦手なことのオンパレードの仕事に転職してしまう。辞めることもできない。「甘えるな」とお叱りを受けるかもしれませんが、これが私に取っての家事育児です。パパに転職したい、のは、舐めているわけじゃなくて、そっちの方がテンションが上がる人間なんです。毎日をきちんと一定の力でまんべんなく愛情を注いで生活すること、不得意です。

 

だから、もう、本当に無理で。(笑)

 

そこで、夫と話し合って、私が特に苦手な家事育児の一部を夫と共有できるようにしたんですね。彼にとっては、仕事が増えることよりも、私が常に不機嫌でいる方がマイナスのようなので、少しずつお願いすることを増やしてしまいました。家事育児を1週間してもらう!とか、週末は全部お任せ!ではなくて。私がいまいちばん夫に感謝している作業分担は、『息子と娘の朝の用意を夫婦どちらでも対応できること』です。

 

★保育園に持っていくもの

(月)お昼寝用のパジャマ、バスタオル2枚、シーツ
(毎日)ミニタオル3枚、食事エプロン3枚、ループ付タオル、名前記入済みのオムツ5枚、ビニール袋2枚、記入済み連絡帳、着替え一式、(夏季限定の)プール用の水着、バスタオル、プール参加手帳

 

★幼稚園に持っていくもの

(月曜日)上履き、クラス帽
(毎日)お弁当、お水を入れた水筒
(週1~2日)コップ、ループ付タオル、アレルギー対応用のパン、体操着

 

もーーーう、覚えていられなーーーい!!!お弁当と朝食だけで精一杯!本当に毎朝苦痛で苦痛で仕方なかった。朝9時の時点で、サラリーマン時代の定時くらいまでの労働力を使い果たしてしまいました。もう、1日のはじまりから残業に突入くらいの疲労。好きじゃない仕事って本当にきつい。

 

現在は、夫が全部やってくれるときもあれば、「あれ準備した?」とリマインドしてくれることもありますが、これが本当に助かる。そういえば、制作の仕事をしているときの制作進行さんには毎日助けられたなぁなどと思い出しながら。(笑)子供たちが成長してきたので、夫にお任せしてしまっていた掃除機と洗濯の一部は、そろそろ返上してもらってOKかなと思いつつ、この夫によるリマインド機能は手放せないと思っています。イコール、この人とじゃないと、私は家事育児ができません。

 

でも、数年前まで、夫の世話が増える分めんどくさいって思ってたし、自分が働けるようになったら夫いらなくね?って思っていた時期もありました。夫も私の前職と同じく、息子が2歳までは激務で夜中2~3時に帰って来て仮眠を取って会社に行っていました。マンガの『夜泣き編』で「パパを起こさないでおこうね」って描写がありますが、良妻賢母なんじゃなくて、とてもじゃないけど、頼ることなんてできませんでした。自分も経験してきたことだから。

 

お互い辛いことを我慢して、自分の方が耐えていると不満を抱えて、家事育児では妻が上司で夫が部下(家事ハラスメントに委縮して)、仕事では夫が上司で妻が部下(経済DVなんて言葉もよぎって)、そういう関係を続けて、喧嘩もしたし別居の話も出たし子供も不安定になってアトピーが悪化したり夫も体調を崩して入院したり、いろんな段階を得て、今はいちばん有効なサポートをしてもらえるようになりました。

 

あ、これは面白いなって思ったこと。私がほぼ100%の家事をしている時期は、息子が部屋を散らかしても、子供部屋のドアを閉めて「ほら~これでもう散らかってるとこ見えない~。怒らないで~」って平和主義だった(だけど何もしない)夫、自分で掃除機をかけるようになって、「散らかすな!!!」「片づけろ!!!」って息子に怒るようになったんですよね。やっぱりどこか、家事も育児も他人事と言うか、お手伝い感覚だったのではないかと。逆に、私も、夫が働いて当たり前と言う気持ちもありましたし。

 

私は私で、家事育児の負担や不安を夫に背負ってもらえたので、今度は『男が女子供を支えるもの』と言う夫の負担や不安を一緒に背負っていけたらなと思います。その両方が揃って、お互いの家事、育児、仕事のバランスが取れると思うのです。まだまだ難しいことばかりですが。とにかく、家事育児が好きじゃない女性も、仕事が好きじゃない男性も、性別による役割を超えて、お互いが、「自分の方が損してる」じゃなく、「自分の方がラッキー」と思える分担ができると、みんなもう少し楽になるのかな?と思います。きっとそのご家庭の黄金バランスがあると思います。

 

男性のみなさんから、「妻のサポートをどうするか」のコメントなどをいただいて大変うれしいです。私は、プレゼントもサプライズもいらないから、とにかく自分の時間が欲しかったです。いろんなママさんがいますから、育児をきっかけに相互理解が深まるといいなと思います。イクメンじゃなくていいので、妻の良きパートナーでいることを念頭に置いて欲しいなぁ。もちろん実行されているお父様もたくさんいらっしゃって、特に最近の公園ではパパが本気で遊んでいる姿も見かけます。

 

女性のみなさんからは、「うちには夫がいない」「夫が非協力的どころかDV傾向まである」というコメントを頂くこともあります。私は母子家庭で育ったので、夫からの協力を得られず母のみで育児をする大変さは(真の意味で共感はできないけど)見てきたつもりです。世の男性が仕事面だけでなく家庭において力を発揮できるような社会になることを望んでいます。男性は、社会の動向に敏感なので、「育児しないとかカッコ悪いww」風潮になれば、全体的にも上向きになるばず!と期待しています。

 

みなさんの、家事しんどい、育児しんどい、仕事しんどい、自分だけの努力だけでなく信頼できる協力者によって緩和されることを願っています。語気の強い記事になってしまいました。すみません。

 

補足

「それは、家事育児が苦手なのではなく、TODO管理ができず、スケジュールも把握できてない…これって、仕事する上で致命的なのでは?」とのご指摘を受けて、「なるほど!確かに!」と思ったので考えてみました。

 

私、いままで通年通して同じTodoとかスケジュールのお仕事ってしたことがないんですね。プロジェクトごとに集められたり、作品が変わったり、イレギュラーなトラブルにどう柔軟に対応するかを求められる仕事をしてきたので、固定されたことをコツコツこなしていくことはしなくて済んできました。もちろん、仕事上必要なことであれば、それなりのことはしますが、進んで管理したいとは思いません。

 

会社勤めだと、割と一部の得意な分野だけで仕事は成立したりするけど、家事育児はオールマイティーさが求められると言うことでしょうか?だからやっぱり、家にせっかく大人が二人いるのだから、協力できた方がいいと思う!自分の思考回路ってある程度固定されちゃうから、新しい発見になりました。ありがとうございました!