自分の取扱説明書。

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すっかり育児マンガブログとしてお馴染みになってしまった感のある今日この頃ですが、ずっと書こうと思いながら気が重かった本来のテーマに話を戻してみようと思います。『毒親』について。(と言うより、自己解決に向けての取り組み、と言う感じの記事になりました)。

 

『毒親』と言う言葉も少しずつ世間に認知されてきてしまって、きっとその反動で「多かれ少なかれ誰にだって親への不満はある」と言うご意見も出てくると思うのですが、今は『この気持ちが自分の持ち物』であることをはっきり確認できたので、あまり揺れることはありません。自分が不幸だったと思いたくなかった私にとっては大きな一歩で、見ないふりをしてきた自分の経験や感情を見つめる<タイミング>が来たのだなと思います。

 

ですから、私と同じように何かを抱えた人に、「今すぐ解決すべきだよ!!!」とは、全く思っていません。「いつか……」と思っている人に「いつか」が来ればいいし、「考えたくない」と思っている人は「考えないまま」でいいと思います。そこは誰にも強要できない聖域です。今から書くのもただの体験談なので、「こっち来いよ!!!」とは思ってないです。そこだけは絶対に誤解して欲しくないです。自分のペースを大切にしてくださいね。

 

さて、“客観的に見ても親のせい”なのか、“そう受け止めてしまった自分のせいなのか、ずっとぐるぐるしていたところから脱して、まず自分がどんな人間なのか、について勉強をはじめた私の話。ブログをほぼ1か月半お休みしていた間に、前にもちらりと書いた『エニアグラム』の初級講座を受けていました。結果的に、『(私が)目指している解決に向けて(私には)効果的なもの』であると同時に『むちゃくちゃトラウマを開く鍵』だと言うことがわかって、すぐには記事にできませんでした。

 

ちなみに、ここで言う『解決』とは、親を許し感謝できるようになることなんかではないです。自分が納得する素の自分を、自分の中心に戻すこと。捻じ曲げて生きてきた過去は変えられないけど、それでも捻じ曲がることがなかった自分の大事なものを見つめてみること。そんなイメージです。ちとわかりにくいかなー。

 

エニアグラムとは、人間は生まれ持ってひとつだけ持っている自分の〈動機〉に基づいて行動していると言う説の『性格論』『人間学』。9タイプのうち、自分がどのタイプなのかを探求しながら自分を理解して、さらには他者をも理解できるようになっていこうというものです。この、「生まれ持っての性格」と言う部分にとても惹かれました。「育ち方」で様々な変化はあるけれど、その人が元々持っているものによって反応が違ってくるというのです。

 

エニアグラムの九つのタイプの特徴 - NPO法人日本エニアグラム学会

 

私はこのタイプだ。おしまい。じゃなくてですねー。本当の自分は、どのタイプだろう?と探していく作業自体が大事なお勉強って感じです。ずっと感じていた、「あの親に育てられなかったら、自分はどんな人生を送っていたのだろう」と言う疑問の答えが見つけられるような気がして、プログラムを進めて行っている最中です。

 

育児をしていて、特にこのブログをはじめて、たくさんの方から、「育児って楽しいだけじゃなくて、イライラすることがいっぱいある」と言葉にしていただくことが増えました。もちろん、育児だけじゃなく、(毒親に限らず)親に対して、学校や会社の人間関係、街ですれ違う人、いろんな『イライラ』が存在しますよね。でもその『イライラ』ってみんな違うと思うんです。

 

例えば。私よく育児にイライラしていました。何か漠然と。ちょっとしたことにすぐイライラして、息子にその憎悪が向きました。怒りが抑えられなくて、心療内科にも行きました。でも、今は違うんです。私は「自由でいること」がとても大事で、面倒なことは早く終わらせたい性格なのだとわかってきました。だから、『育児の全て』が嫌だったわけじゃなくて、24時間子供に合わせて自分の時間は一切ないところに不満が強かったみたいです。

 

いちばん辛かったとき、「もうママを解放してくれよ」って思っていたけど、それこそ逆に母親を辞めて24時間自由でいたいわけでもありませんでした。24時間のうち、30分でも完全に自由な時間があったら、私はもう少し楽に育児ができていたかもしれません。でも何が<自分に>必要かわからなかったし、母親になったら一切のワガママは禁止しなくてはと思っていました。だから子供と向き合おう向き合おう向き合おう向き合おう……と、自分で呪いをかけていきました。

 

前にも書きましたが、母親になったからって、急に母性がみるみる湧き上がって、スバラシイ人格が自動的に現れるわけではないですよね。今までは、「私だけが母性がわかないダメ母」だと思っていたけど、違いますよね。

 

そして、その<個人>によっては、自分らしさを発揮できないことにイライラする人、自分が正しいと思う育児を全うできないことにイライラする人、誰からも認めてもらえないことにイライラする人、いろんなイライラがあるはず。どれもこれも当てはまる部分はあると思うのですが、その自分の中でのシェア率を理解すると、いちばん排除した方がいい『イライラの卵』を見つけることができるようです。全部を無くすことはできないけど、自分の最大の地雷を避けて進むことができると少し違うのではないかと思います。

 

そのようなことをですね、いま勉強しています。エニアグラムの好きなところは、「辛い過去の経験や感情」や、「育児にイライラしてしまう自己嫌悪」と言う自分の一部分へのアプローチではなく、「そもそも自分ってどんな人間なんだろう?」ともっと大きな自己探求に目線が向いているところです。自分の<直さなくてはいけない欠点>ばかりではなく、<伸ばしていい長所>や<誇っていい得意分野>も一緒に理解していけることが大きな特徴でしょうか。

 

もちろん、自分を知るために、思い出したくない過去や自己嫌悪についても対峙しなくてはいけない場面は出てきますので、18時間の初級編を終えて図らずも号泣してしまったのですが、その感情としては、「あんなに我慢してきた私の人生への呪い」ではなくて、「あんなに我慢してきた私の人生へのねぎらい」と言うイメージでした。

 

いわゆる心理テスト的な(?)チェックシートに答えるとき、「20歳前後のあなたを思い出しながら答えて」と言われるんですけどね、私は結果的に自分のキャラクターを捻じ曲げたのが小学生の時で。(笑)そこまで記憶を遡りました。幼いうちから、母から自立して社会で生きて行けるように『リーダーシップ』や『人望』を意識して身に着けてきたことを思い出して泣けました。傷つきたくないのもあったかな。でもそれをやってきたのも自分じゃん!って思えたら嬉しくもあった。

 

エニアグラムを通して自分を分解しながら、リアルの育児に戻ると、自分のイライラが「好きなことができない」のがメインであると実感できて。だから、不満に思っちゃうことを止めました。育児してるけど好きな仕事や勉強をはじめたこともそうだし(仕事量が増えることはOK)、お風呂は好きなタイミングで自分が先に入ってのんびりしてから子供を呼ぶ(時間はかかるけど満足!)、献立は自分が食べたいものを子供向けにアレンジ(工夫したりすることは得意)。些細なことなんですが、順番や優先順位を変えたことで、同じ作業をいていても苦にならないようにできることがある気がしています。

 

また、親に関することも。自由でいることや自分で選択し進んでいきたい自分にとって母は大きな足かせでした。他人の世話を生きがいにしている母と、他人からの干渉を嫌う私との相性は最悪でした。でも、お世話をしたい母にとっても、手助けを必要としない娘と言うのは育てにくく、どうにか関わりを持とうとしてあんなにも過干渉になってしまったのかな、とも思います。先ほども言った通り、「だから許す」と言う方向ではないです。ただ、少し、俯瞰(第三者として自分&母の関係を見下ろす目線)で分析するベースにはなっています。

 

すみません。親の話をテーマに上げた割に、思い浮かばない……。ご心配いただく方も多いので念のため補足しておくと現在母とは疎遠状態です。子供の行事に呼ぶくらい。少し関係改善された瞬間に息子のことで(彼女は)悪気のない(私には)気持ちの悪い育児アドバイスがはじまったので、また疎遠に戻りました。(笑)←笑えるようになっただけでも自分にとってはかなり楽になりました!

 

身体のケアは、世の中にいっぱいありますよね。マッサージ、エステ、スポーツジム、ヨガ。でも心のケアは、誰かに頼ろうとした瞬間に「甘え」みたいに言われてしまいます。いろんな方法があっていいかなぁと思います。エニアグラムの勉強を続けて、ブログでもシェアしながら、いつかエニアグラムの『ファシリテーター(促進者)』と言う資格を取りたいと思っています。『カウンセラー(相談員)』ではないところが自分には合うみたいです。向き合うのは自分のみ。

 

今はまず『自分の取扱説明書』をひとつひとつ確認している最中ですが、少しずつ、ぼんやりと、<自分らしさ>を受け入れることができている気がします。自分を見つめるとき、悪いところだけを自己嫌悪しないで……。それはきっと良いところの裏返しだったりするはず!逆に、ポジティブに捉えている自分の長所も、欠点を誤魔化すためかもしれない。全部全部、どこをどう切っても(金太郎飴みたいに)自分で、逃げられない。だったらちゃんと舵を取って、行きたいことろへ進みたいなと思います。

 

よーく知っているようで、全く知らなかった自分のこと。

 

さぁトラウマをつついてみようじゃないか!

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